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子どもにyoutubeを見せないようにしたい。
視力も心配だけど、脳の発達にも影響があるみたいだし…
それで「具体的に」「どんな」影響があるの?
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こんにちは。tetsukoです。
話し合いが苦手で上手く伝えられないことが日々の悩みです。
そんなわたしですが、先日「子どもの動画視聴」について夫と話し合いました。
我が子は現在1歳2ヶ月ですが、夫は「ぐずったら動画を見せる」ことが多いです。
先日、家族でフードコートへ出かけた際も、夫が我が子にスマホでYouTubeを見せており、この行為を習慣化してしまって本当に良いのか、一度立ち止まって考える必要性を感じたのでした。
1. 動画視聴の影響とリスク
1-1. 子供の脳への影響
テレビやスマートフォン、タブレット等を見すぎて眼精疲労を起こすのは、わたしたち大人でも経験があるのではないでしょうか。
では、子どもの脳にはどのような影響があるのか、メディアの視聴時間と子どもの発達について、国立成育医療研究センターのプレスリリースにて興味深い調査結果がありました。
- メディア視聴時間が長くなると、子どもの発達スコア※が低くなる影響を1歳から2歳、2歳から3歳の子どもに対して一貫して認めました。
- 発達領域ごとの影響を見ると、1歳から2歳はコミュニケーション領域へ影響があったのに対し、2歳から3歳では粗大運動、微細運動、個人-社会の3つの領域への影響があることが分かりました。
- ※発達スコア:保護者によって記入可能な発達のスクリーニングツール=日本語版Ages and Stages Questionnaire third edition(ASQ-3)のスコア。①コミュニケーション、②粗大運動(走る、歩く、座るなど)、③微細運動(手先の器用さ、目や口の動きなど)、④問題解決(親からの指示理解など)、⑤個人-社会(スプーンの使用、服の着脱など)の5つの領域で、それぞれ6問ずつ質問があり、できる(10点)、ときどきできる(5点)、できない(0点)で出されるスコア。
この研究は2011年~2014年に生まれた子どもが対象のため、当時まだ広く普及していなかったスマートフォンの使用による影響は検討できていません。
また、この研究結果を基に「メディアを視聴させない子育て」を推奨するわけではないとのことで、その理由はメディアの視聴時間が長くなってしまった原因や、視聴時間を減らすための具体的な方法が明らかにされていないからだそうです。
メディアが直接的に発達スコアに影響する訳ではなく、メディア視聴により子どもと家族のコミュニケーションが減ることに原因があるのかもしれません。
こうなると、メディアを取り除いたとしても家庭内の状況によっては「メディアに代わる何か」が出てくることになり、堂々巡りになりそうです。
そのため、子どもの動画視聴をやめる場合、代替活動についても考える必要があると言えるでしょう。
↓代替活動に関してはこちらから
0〜1歳 YouTubeの代わりにできること1-2. 適切なコンテンツの選定
親がコンテンツをチェックし、子供向けの安全な動画を選ぶことが大切です。
これはわたしが子育て支援センターの保健師さんに言われたことですが、もし見せるなら、子どもと一緒に身体を動かしたり、声をかけてコミュニケーションを取れる動画が良いとのことでした。
わたし自身は「わらべうた」をよく知らなかったので、子どもと一緒に遊べる動画はありがたいなと感じていました。
1-3. スクリーンタイムの制限
では、1日にどのくらいなら、子どもにテレビやYouTube見せても良いのでしょうか。
1日のスクリーンタイムの制限について、 「母子健康手帳 副読本」には以下のように記載されています。
- できれば2歳までは(テレビ、ビデオ、パソコン、スマートフォンなどを)見せるのを控えましょう。
- 1歳〜2歳ころ:視聴する場合は見る番組や時間を決め(1日1時間以内を目安)、終わったら消す習慣をつけましょう。
また、WHOは「5歳未満の子供の身体活動、座りっぱなしの行動、睡眠に関するWHOの新ガイドライン(New WHO guidelines on physical activity, sedentary behaviour and sleep for children under 5 years of age)」を提示しています。
- 乳児(1 歳未満):スクリーンタイムは推奨されません。
- 1〜4歳:座ってスクリーンを視聴する時間は 1 時間を超えないようにしてください。少ないほど良いです。
共通していることとして、少なくとも1歳までは動画の視聴を控えるよう提言されています。
2. パートナーシップと共通理解
2-1. パートナーとの話し合い
子どもの動画視聴について、パートナーとオープンに話し合うことはとても大切だと実感しました。
そもそも、わたしたちが子どもにYouTubeを見せるようになったのは生後7ヶ月の頃、「後追い」が始まった時期でした。
子どもを一人でお風呂にいれる際、少しだけバウンサーで待機させようにも、大声で泣いて涙をぽろぽろ流してかわいそうで仕方ありませんでした。
なんとか子どもの注意を惹こうと悩んでいるときに「シナぷしゅ」を知り、YouTubeに助けられた時期もたくさんありました。
その後、わたしは夫に対し「あまりYouTubeを見せたくないな」とやんわり主張した程度で、特にルールもないまま「動画視聴」が子どもの生活に入って来たのでした。
2-2. お互いの立場を理解する
我が家の休日は、子どもが朝起きると、夫がテレビで子どもの大好きなYouTubeを見せることが多いです。夫は子どもと一緒に遊んだり、その間に洗濯物を畳んでくれることもあります。
わたしは、「なんで朝からテレビを見せるの!」と内心イライラしつつ、離乳食や朝食を作ることに。
思うところはあるものの、せっかく子育てをしてくれているのだからやり方に口を挟むまいと、もやもやした気持ちを押し込んでいたのでした。
しかしながら、夫はいままでも「できるだけ」YouTubeを見せていないつもりだったそうです。
ここではじめて、わたしたち夫婦の「できるだけ」に、大きなズレがあることに気づいたのです。
わたしの許容範囲は狭いですね…
2-3. 共通のルールと目標
家族でルールを決める時、「できるだけ」といった「解釈に幅のあることば」は判断が難しいと痛感しました。
話し合いの結果、夫がわたしの主張に合わせてくれ、我が家のルールは以下のようにざっくり決まりました。
- 1歳児の我が子の動画視聴は
できるだけ控える基本的に行わない - 主な例外:夫が寝かし付けをするとき、他のお家にお邪魔しているとき、ギャン泣きしてどうしょうもないとき
親戚のお家に遊びに行ったとき等、好意で動画を見せてもらうこともあるのであまり神経質にならないようにしています。
我が子はまだ1歳2ヶ月。今後成長するにあたって主張できることが増えると、「〇〇が見たい!」と訴えるようになるかもしれません。
その時にはまた、家族でルールについて話し合いたいと思います。